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日々、フジマキコクバン。

大阪在住。フリーの編集者兼ライター・フジマキユウコが書いています。

ひとりで死ぬということ。

http://instagram.com/p/nkMikbMpLm/

うちのおばあちゃんは右。左にいるのは、おばあちゃんのいとこ・やえこさん。

 

すげぇ仲良し。いとこだけど、親友。

「何かあったら困るし、大阪に住んで」ってお願いしても、

ばあちゃんが大阪に住まないのは、仲良しのおばちゃんたちがいるから。

 

だけど、やえこおばちゃんが先日亡くなった。

 

めちゃ元気な人でね。

手押し車を相棒に、島中歩き回るし、畑仕事もする。

なんやったら、足腰が悪いうちのばあちゃんの手伝いだってしてた。

 

やえこおばちゃんはね、お家でひとりぼっちで亡くなっていた。

すごく元気で、いつも島を歩いたり、船に乗って街に出たりする人だったから、

「アレ?またどこか出かけてるんかね」って。

 

誰も気づかなかったんだって。

でも、おかしいなって思ったばあちゃんの姉さんが家を訪ねたら、

眠ろうとして床に着こうとした瞬間に力尽きた状態で倒れてたそう。

 

5月のGWに会ったばかりだったから、すごくショックで。

もちろん、おばあちゃんとお母さんが一番ショックなんだけど、

あんな素敵で可愛いおばあさんが、

5日間、誰にも気づいてもらえず、ひとりぼっちで死んでしまったなんてね。

想像しただけで、悲しくて悔しくて涙が出た。

 

急に寒くなったから、もしかして、何か発作があったのかもしれない。

早く気がついていれば、命は救われたかもしれない。

 

島にはひとりで暮らす老人が多い。

それは、うちのばあちゃんもだしその姉もそう。

 

遠くで暮らす自分たちは、一体どうしたらいいんや。

一緒に暮らしたいけど、私たちが田舎に移住するのは難しい。

仕事もあるし、生活もある。

 

でもそれは、田舎に暮らすおばあちゃんたちも同じ。

友だちもいる、兄弟もいる、家も畑もある。

「島で死にたい」と言う。どうしたらいいんやろ。

 

ひとりで死なせたくない。せめて、私は最期を看取りたいんや。

離れてても、たまにしか会えなくても、大切な家族やから、

ひとりぼっちにしたくない。

でも、こっちの都合でばあちゃんたちの生活を壊したくない。

 

苦しい。とても、苦しいと思った。

http://instagram.com/p/nhvufLspD9/

やえこおばちゃん、安らかに。また会いたかったよ。